「住み替えたいけれど、いったいいくらかかるのか」——ご相談の入口でいちばん多い不安のひとつです。筆者の実感として、住み替えの費用は「売るときの費用」「買うときの費用」「その“つなぎ”でかかる費用」の3つに分けて考えると、一気に見通しがよくなります。このページでは、鎌ケ谷市周辺で住み替え・買い替えを検討している方に向けて、費用の全体像と資金計画の立て方を整理します。
※金額はいずれも2026年7月時点の考え方で、制度は変わることがあります。税額の具体的な計算や適用の可否は個別事情で変わるため、正確な判断は税理士・金融機関など専門家にご確認ください。
目次
① 売るときにかかる費用
| 費目 | 目安・考え方 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 売却価格に対してかかる。上限は「(売却価格×3%+6万円)+消費税」(売却価格400万円超の場合/宅建業法)。正確な額は仲介会社にご確認ください。 |
| 印紙税 | 売買契約書に課税。契約金額により異なり、軽減措置の期限は国税庁で要確認。 |
| 抵当権抹消費用 | ローン完済にともなう登記費用。登録免許税+司法書士報酬。 |
| 引越し・処分費用 | 荷物量・距離による。粗大ごみ処分なども見込む。 |
| 譲渡益への税金 | 売却益が出た場合にかかる。特別控除など別途 → 税金は別記事でくわしく解説します。 |
② 買うときにかかる費用
| 費目 | 目安・考え方 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 購入価格に対してかかる(上限の計算は売るときと同じ)。 |
| 印紙税 | 売買契約書・ローン契約書に課税。 |
| 登録免許税 | 所有権移転・抵当権設定の登記にかかる。税率は登記の種類・物件により異なる。 |
| 司法書士報酬 | 登記手続きの代行費用。事務所により幅がある。 |
| ローン関連費用 | 事務手数料・保証料・団信など。金融機関により大きく異なる。 |
| 火災・地震保険 | 契約年数・補償内容による。 |
| 不動産取得税 | 取得後にかかる。軽減措置あり(要件は県税事務所で確認)。 |
③ 「つなぎ」でかかる費用
売却と購入のタイミングがずれると、その“つなぎ”で追加の費用が発生します。ここを見落とすと資金計画が崩れやすいので要注意です。
| 費目 | どんなときに発生するか |
|---|---|
| つなぎ融資の金利・手数料 | 買い先行で、売却代金が入る前に購入資金を立て替えるとき。通常の住宅ローンより金利は高めになりやすい。 |
| ダブルローンの負担 | 旧居のローンが残ったまま新居のローンを組むとき。一定期間、二重に返済が発生。 |
| 仮住まい・二重引越し | 売り先行で先に引き渡し、新居がまだ決まっていないとき。家賃+引越しが2回分。 |
資金計画は5ステップで整理する
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① 残債を確認 | 今のローン残高を、金融機関の残高証明・返済予定表で把握する。 |
| ② 売却見込み額を把握 | 相場から手取りの目安を立てる(売却費用を差し引く)。 |
| ③ 手元資金を確認 | 頭金・諸費用に回せる自己資金を整理する。 |
| ④ 買う予算を決める | ②+③から買う諸費用を引き、無理のない購入予算を逆算する。 |
| ⑤ つなぎの要否を判断 | 売り先行か買い先行かでつなぎ費用の有無が変わる(→ 売り先行と買い先行の比較)。 |
鎌ケ谷で住み替えを考えるときの実務ポイント
鎌ケ谷市周辺は新京成線・東武線沿線の戸建て住宅地が中心で、エリアや駅距離、築年数によって売却の動きやすさが変わります。筆者の実感として、住み替えは「いくらで売れそうか」を早めにつかんでおくと、買う予算とつなぎの判断がぶれません。売り時・価格の見立ては、まず現況の確認と残債の把握からです。
まとめ
住み替えの費用は「売る・買う・つなぎ」の3つに分けると整理でき、資金計画は残債の確認から始めると崩れにくくなります。売り先行・買い先行のどちらが向いているかは費用にも直結するので、あわせて検討してみてください。



