住み替えの費用はどれくらい?「売る・買う・つなぎ」で整理する資金計画

最終確認日:2026年10月26日(制度・補助金)
国土交通省の公式ページで確認しました。手続きの前に、最新の情報をご確認ください。

「住み替えたいけれど、いったいいくらかかるのか」——ご相談の入口でいちばん多い不安のひとつです。筆者の実感として、住み替えの費用は「売るときの費用」「買うときの費用」「その“つなぎ”でかかる費用」の3つに分けて考えると、一気に見通しがよくなります。このページでは、鎌ケ谷市周辺で住み替え・買い替えを検討している方に向けて、費用の全体像と資金計画の立て方を整理します。

※金額はいずれも2026年7月時点の考え方で、制度は変わることがあります。税額の具体的な計算や適用の可否は個別事情で変わるため、正確な判断は税理士・金融機関など専門家にご確認ください。


目次

① 売るときにかかる費用

費目目安・考え方
仲介手数料売却価格に対してかかる。上限は「(売却価格×3%+6万円)+消費税」(売却価格400万円超の場合/宅建業法)。正確な額は仲介会社にご確認ください。
印紙税売買契約書に課税。契約金額により異なり、軽減措置の期限は国税庁で要確認。
抵当権抹消費用ローン完済にともなう登記費用。登録免許税+司法書士報酬。
引越し・処分費用荷物量・距離による。粗大ごみ処分なども見込む。
譲渡益への税金売却益が出た場合にかかる。特別控除など別途 → 税金は別記事でくわしく解説します。

800万円以下の家・土地は「仲介手数料の特例」があります

2024年7月から、売買価格が800万円以下の家・土地(空き家かどうか、使っているかどうかは問いません)では、仲介会社は通常の上限を超えて、税込33万円(30万円+消費税)まで手数料を受け取れるようになりました。古い戸建てや小さな土地は現地の調査に手間がかかる一方、通常の計算では手数料が小さくなるためです。

売買価格通常の上限(税込)特例を使った場合の上限(税込)
300万円15.4万円33万円
500万円23.1万円33万円
800万円33万円33万円

気をつけたい点は3つです。

  • 上限であって、決まった額ではありません。特例を使うかどうか、いくらにするかは、媒介契約を結ぶ前に説明を受けて合意して決めます。
  • 売る側だけでなく、買う側にも使えます。住み替えで安い物件を買う場合も同じです。
  • 金額は取引の相手ごとの上限です。見積もりの段階で「特例を使うか」「いくらか」を確かめておくと、資金計画がずれません。

※2026年10月時点。国土交通省「空き家等にかかる仲介手数料の特例」で確認しました。

② 買うときにかかる費用

費目目安・考え方
仲介手数料購入価格に対してかかる(上限の計算は売るときと同じ。800万円以下は特例あり)。
印紙税売買契約書・ローン契約書に課税。
登録免許税所有権移転・抵当権設定の登記にかかる。税率は登記の種類・物件により異なる。
司法書士報酬登記手続きの代行費用。事務所により幅がある。
ローン関連費用事務手数料・保証料・団信など。金融機関により大きく異なる。
火災・地震保険契約年数・補償内容による。
不動産取得税取得後にかかる。軽減措置あり(要件は県税事務所で確認)。

③ 「つなぎ」でかかる費用

売却と購入のタイミングがずれると、その“つなぎ”で追加の費用が発生します。ここを見落とすと資金計画が崩れやすいので要注意です。

費目どんなときに発生するか
つなぎ融資の金利・手数料買い先行で、売却代金が入る前に購入資金を立て替えるとき。通常の住宅ローンより金利は高めになりやすい。
ダブルローンの負担旧居のローンが残ったまま新居のローンを組むとき。一定期間、二重に返済が発生。
仮住まい・二重引越し売り先行で先に引き渡し、新居がまだ決まっていないとき。家賃+引越しが2回分。

資金計画は5ステップで整理する

ステップやること
① 残債を確認今のローン残高を、金融機関の残高証明・返済予定表で把握する。
② 売却見込み額を把握相場から手取りの目安を立てる(売却費用を差し引く)。
③ 手元資金を確認頭金・諸費用に回せる自己資金を整理する。
④ 買う予算を決める②+③から買う諸費用を引き、無理のない購入予算を逆算する。
⑤ つなぎの要否を判断売り先行か買い先行かでつなぎ費用の有無が変わる(→ 売り先行と買い先行の比較)。

鎌ケ谷で住み替えを考えるときの実務ポイント

鎌ケ谷市周辺は新京成線(現 京成松戸線)・東武線沿線の戸建て住宅地が中心で、エリアや駅距離、築年数によって売却の動きやすさが変わります。筆者の実感として、住み替えは「いくらで売れそうか」を早めにつかんでおくと、買う予算とつなぎの判断がぶれません。売り時・価格の見立ては、まず現況の確認と残債の把握からです。

まとめ

住み替えの費用は「売る・買う・つなぎ」の3つに分けると整理でき、資金計画は残債の確認から始めると崩れにくくなります。売り先行・買い先行のどちらが向いているかは費用にも直結するので、あわせて検討してみてください。

更新履歴
2026年10月26日:800万円以下の物件の仲介手数料の特例を追記
2026年10月25日:仲介手数料の上限を確認(変更なし)

▶ 住み替え・買い替えの全体像を見る/売り先行と買い先行、どちらを選ぶか

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